こかげのこだわりを語る、その②
こかげの森オーナーのまりひんです。
こだわりシリーズ第二弾です。
こかげのこだわりに「玄米」があります。
玄米は、実はワタクシの実家から仕入れています。
今回はその玄米の話。
20年前、ワタクシの実家を建て替えるとき、古い家屋を潰したのですが~その家屋は藁ぶき屋根(トタンかぶせてましたけど)の200年前の建造物でした。天井にはびっくりするぐらい大きな梁があって、業者さんもこの木は500年前のものだろうと言う、それはそれは立派なもの。
・・・500年前って何時代なんですかね?
安土桃山時代?
ほんまかいな。
って、玄米でなくて何の話?ですよね?
要するにうちの実家は「昔から続いていた家で、地主」だったんですね。
戦争後は農地改革により、地主もなにも関係ない時代になりましたし、
地主感はまったくない貧乏な家で育ったワタクシですけどね。
とはいえ、そこは元地主。所有している土地が「土壌のいい土地」なのです。
私が小学生時代、驚くことに、台風が来ても、うちの田んぼは被害がない。周りの田んぼの稲は台風の影響でぶっ倒れているのに、うちの稲は倒れていない。
子ども心に驚いたものでした。
そして、美味しいお米が出来る。
この田んぼは土地が肥えていることを、地主は長年の歴史で知っている。
長い年月をかけてそういう土地だとわかっていて、
地主が所有していたというわけです。
もう一度言いますが、私が育った時は地主感ゼロで、貧乏感しかなかったですけどね。ハイ。
ただ、父は戦前生まれでお坊ちゃまとして育ったようですけど。あ、もちろん幼少期のみね。
まあ、そういう土地で作るお米
兄が休耕田のときにコスモスを植えてそれを緑肥としているお米
(あ、これは昨年コスモスの前で撮った写真)
なので、こかげの玄米は、「玄米そのものに力と美味しさ」があるのだと思っています。
兄は跡取り息子として、大学教授の傍ら、田んぼを守ってくれています。
感謝ですね。
完全無農薬ではないですが、超超超減農薬玄米、それがこかげの玄米です。
で、この玄米を【圧力鍋】で炊いています。
こんなやつね。重いやつね。
ステンレスの圧力鍋で炊くのでは出ない、もちもち感。
この圧力鍋だからこそ、でるもの。
この圧力鍋、重いしね。オープンした頃は39歳だったワタクシも53歳になりましたけど、この圧力鍋以外で炊くことは考えられないですから、
時々、腕が死ぬ!と思いながら調理していますよ。(笑)
そんなこんなで、こかげの玄米は実家の美味しい玄米。
炊くのにも、筋トレばりで炊く圧力鍋使用。
美味しい玄米ごはんをお客様に届けるために
こかげの玄米のこだわりが、実はあるのでした!