4コママンガ 「こかげ的生活」

こかげ新聞(懐かしんでバージョン)

勝手に追悼。父のこと。

つい先日、84歳で亡くなった実父。
こかげの4コママンガにメインで登場したのは1回だけ。

父を偲んで、懐かしの4コママンガをアップします。
2010年のですから、11年前の4コママンガです。

銀行員を勤め上げ、
真面目で優しかった父

とても穏やかで人と争いごとなどしないタイプ

一方、真顔で言うギャグが面白い父でした。

私が父に
「冬になったら季節性気管支喘息になる」と言ったら

「おまえにとってのばあちゃん2人とも、気管支が弱かったから、それを受け継いだんやな。でも、安心せえ。それに相続税はかからんぞ。」

などと言う。

それでげらげら笑うと、ニコッと嬉しそうにしてた父でした。

一方、真面目でしたが、不器用で

私が20代のころ
父の運転する車の助手席に乗って坂出から宇多津方面に行く途中、
父が道を間違えて、瀬戸大橋の高架方面を行くので、

「お父さん、この道違うよ」というと

「お~そうか」と言ってくるっと引き返す。

「お父さん!お父さん!三車線のなかで引き返してる!逆走してるで!」というと

「お~、そうか」と言ってまた引き返す。

なんというか、おおらかを通り越して、かなりテキトーところもある父でした。

そんな父と58年間連れ添った母。

母はよく一方的に父に怒っていましたが

葬儀で父の棺が閉まる最後の瞬間、

「お父さん、ありがとう。さようなら。」

と泣きながら言っていたのが印象的でした。

人生のほとんどを父と過ごしてきたのですものね。

夫婦には夫婦にしかわからない強い絆があるのだろうな、と感じました。

父の冥福を祈るととともに、

何十年か後にあの世で父に再会したら

こかげのことたくさん報告できるよう
頑張っていくぞ!

と思うまりひんでした。